僕がケトジェニックダイエットで1ヵ月で実際に-6.1 kg, -3.4%減を達成した記録

2020年6月13日

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ケトジェニックダイエットの実体験を紹介します。本当にやせるの?本当に楽なの?危険はないの?など、ケトジェニックダイエットが気になるけれどあと一歩踏み出せないって方も多いはず。今回はいつもと違い、実体験を公開していこうと思います。

挑戦した感想は一言で言うと『神ダイエット』です。やってみて発覚した痩せる以外の健康や生活でのメリットもめちゃくちゃたくさんありました。仕事がはかどる、眠くならない、たくさん。それらも実体験を元に紹介していきます。

ちなみに実体験とは別に科学的にエビデンスのあるデータなどはこちら記事にまとめていますので、科学的根拠が知りたい方は併せてご覧下さい!!【質の高い研究論文やWHO、厚生労働省のデータを元にしています】


目次

体重の減少について(1ヶ月で – 6 kg)

まずは、実際に減った体重のお話をしていきます。

ガンガン痩せます(停滞期をぶっ壊す)

結果から言うと大成功でした。僕は2月からカロリーを制限するダイエット(食事を減らす)を始めて、2月で83⇒80 kg、3月と4月で80⇒79⇒78 kgと、ダイエットでの体重減少が停滞してしまいました。

やる気がなくなっていたときにケトジェニックダイエットと出会って、ものは試しにとやってみたらなんと・・・

1ヶ月で奇跡の6 kgマイナス、しかもほかのダイエットよりもストレスなくできました。

で,とにかく楽しいってのも伝えたいことです。毎日体重計に乗っていると,毎日のように少しずつ減っていくんですよね。何事も順調にいくと楽しいものですが、それがダイエットでも体験できるのは珍しい気がします。長く続けるのが苦手って方はケトジェニックで一気に落とすのがおすすめです。

実際に減ったのは4 kgです

一つだけ注意点としてお伝えしたいのが、ケトジェニックダイエットを開始した初めの2~3日は急激に体重が落ちますが体脂肪が減ったわけではありません。これは以下の3つの原因が考えられます。

胃や腸の中身が排出される

筋肉や肝臓に蓄積された炭水化物が抜ける(500 gくらい貯められる[文献1])

体内の水も抜ける([文献1])

例えば、ダイエット開始直前まで毎日たくさん食べていた人はおなかの中に食べ物が詰まっている状況ですので、食べる量を普通の量に戻すと体重が減少します。

僕の場合はこの前に普通の食事制限をしていたので食べる量はむしろ増えました

次に、ケトジェニックダイエット中は体内の炭水化物量が減少します。炭水化物といっても、グリコーゲンと呼ばれる物質として、肝臓や筋肉内に蓄積されているもののことです。さらに,その炭水化物は水分を保持するスポンジのような役割も持っています。だから体内の炭水化物が減少すると痩せていなくても体重が軽くなるんです。

こちらの1か月間の体重を記録したグラフを見ていただくとわかりやすいです。

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1か月の体重変化

ダイエット初期だけ、明らかに体重の減少が大きいですよね!これが炭水化物と水分の脱水による減少だと思われます。オレンジの線が実際の体脂肪の減少だと思われます。

一般に肝臓に100 g、筋肉に400 gで合計500 gの炭水化物が貯蔵されています(グリコーゲンという物質になって)。そして、グリコーゲンは1 gあたり水分を2.2 ~ 4 g程度保持できるそうです[文献1]。

つまり、水分と炭水化物の減少だけで約1.6 ~ 2.5 kg程度は体重が軽くなるんです。なので、ケトジェニックダイエット開始時は2 ~ 3 kg急激に落ちますが、脂肪の燃焼速度はそこまで早くないのでそこだけは理解しておくようにしましょう!

また、上の図で『ケトーシス期』と書いてあるのは運動をせずに、食事制限によるケトーシス状態(※1)だけで痩せている部分を示しており、次の『ランニングも始めました期』はランニングを追加して痩せた部分を表しています。
こんな感じでしっかり食べて運動をしなくても結構カンタンに痩せていきます。この次はメリットとデメリットをお話ししていきます。

[文献1] Bergstrom J, Hermansen L, Hultman E, Saltin B. Diet, muscle glycogen and physical performance. Acta Physiol Scand. 71 (1967) 140–50
[※1]体内の糖質(炭水化物)がなくなったことで代替となるエネルギーを生成するために、体脂肪をケトンに変換してエネルギーとして用いる仕組みが動き出した状態。

やってみたらメリットが多すぎた

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ただ楽に痩せられるダイエットだと思っていたこのダイエット。ただ痩せる以外にもメリットがたくさんありました!僕がケトジェニックダイエットを体験して実際に感じたメリットは以下の3つです。(文献によると、健康面でのメリットも多いみたいです。)

食欲がなくなるので楽ちん(空腹に仕事を邪魔されない)
食後に眠くならないので仕事がはかどる(午後も元気)
筋肉量が減らない(むしろ筋力アップ)

これらについて順に説明していきます。

食欲がなくなるので楽ちん

ケトジェニックダイエットが最強たるゆえんです。とにかく楽なんです。理屈はこちらの記事で解説しています。↓↓

ケトジェニックダイエット中のボク

甘いもの・・・んー、どうでもいいや
ごはんも別に・・・いいや

といった感じです。本当の初期、特に二日目は空腹感や甘いものへの欲求を感じますが、それ以降はほとんど空腹感や食欲を感じなくなりました。

ほかのダイエットをしていた時の僕はこんな感じ

お米食べたい、甘いもの食べたい、腹いっぱい食べたい、おなかすいたあああ!!!!

といった感じ。本当にこのくらいの違いがありました。ケトジェニックダイエット直後のご飯は、めちゃくちゃ幸せなんだろうなあと思いながら食べてみても、

え、こんなもんか、まあ飢えてもないしな

って感じでした。まさか、久しぶりのお米や甘いものに幸せをあまり感じなかったのは驚きでした。

こんな感じで、ケトジェニックダイエット中はほとんどストレスを感じずにダイエットが出来ました。
(食事のバリエーションに飽きたりはするので、工夫が必要ですが。気になる方は、僕のケトジェニックレシピ紹介もご覧ください↓)

「現在執筆中です」

むしろ、ケトジェニックダイエットでは、食べる量が極端に減り過ぎて体調を崩す方もいらっしゃるので、なるべく3食は食べるようにした方がいいでしょう。

食後に眠くならないので仕事がはかどる

皆さん、お昼ごはん後って眠くなりますよね?僕は毎日睡魔との闘いでした。これって実は糖質の接種で血糖値が上がるせいなんです。医学界では割と有名な話で研究論文の調査はしていないですが、僕と後輩の二人はケトジェニック食を食べるようになってから午後の眠気がほとんどなくなりました(寝不足で眠いことはあります)

で、やっぱりケトジェニックダイエットをやめて普通のごはんに戻したら、やっぱり昼過ぎは眠くなるんです。

こんな感じで糖質を摂取しないケトジェニック食では食べても眠くならないというメリットがあります。食事制限はストレスで仕事に影響が出ることを心配する方もいらっしゃると思いますが、食事制限によってむしろ良い影響が出るすごいダイエットなんです。

筋肉が落ちない(むしろ筋力アップ)

筋トレ大好きな方、筋力を落としたくない方にお勧めです。筋力を落とさずに痩せられるのはケトジェニックダイエットを実際に体験した方の中では有名な話だったりします。特にボディビルダーの方もよくおっしゃっていますね。こちらの理屈についてもこちらの記事で紹介しているので気になる方はぜひ。↓↓

僕の実体験を紹介します

ケトジェニックダイエットを始める前のベンチプレスの最高結果が70 kg × 4回だったのですが、ケトジェニック中もジム通いを続けていたら75 kg × 4回まで筋力が増えました。あまり伸びていないと思われるかもしれませんが、減量中に筋肉が落ちていないのは奇跡としか言いようがないことなんです。どんなボディビルダーやスポーツ選手でも、減量をしたら筋肉も落ちてしまいますからね。

今回の僕の経験やボディビルダーさん方の話からも筋力が落ちない(ちゃんとトレーニングを積めばですが)ということが分かりました。ただし、やり方が間違いすぎているともちろんダメなので気を付けてくださいね。ケトジェニックダイエットの食事法についてはこちらの記事で解説しています。↓↓

【確実に成功させるケトジェニック食事法完全版・現在執筆中です】

糖質依存から抜け出せる

これについては自分でもびっくりしました。甘いもの食べたいって気持ちがなくなりました。詳しい理屈はこちらで説明しています。↓↓

ここでは簡単に言うと、人間の体は血糖値が『下がっている』ときに甘いものや炭水化物が欲しくなるようにできているんです。ケトジェニックダイエット中は血液中の血糖値はずっと最低レベル(安全な範囲で)なので『下がっている』という状態にならないんですね。おかげで本能的に体や脳が『糖分を欲しない』ようになるんです。

僕と、学校の先輩で実際にやってみた感想は、初めの2日目3日目は、

糖質・・・糖質をくれ・・・甘いもの・・・死ぬ・・・

という感じでしたが、4日目からだんだん楽になり、6日目ごろには

あれ、そういえば甘いもの食べたい欲無い気がする・・・すげぇ

となりました。

はじめは糖質依存状態なので脳みそが『最近甘いものを食べていない』ことに気付くのか、個々のメカニズムはわかりませんが、とにかく甘いものが欲しくなります。ケトジェニックダイエットで最もつらいのがこの期間(開始2日目と3日目)でした。

僕はこの時は血糖値を上げない甘味料を使って耐えました。以下の記事にまとめていますが、おすすめはエリスリトールになります。また、キリンのメッツプラス レモンスカッシュを飲んでいました。これ、ほんの少し糖質も含まれているんですが、ほぼゼロなので飲んでOKでしかもめちゃくちゃうまいんです。他のゼロカロリー飲料は人工甘味料っぽい味のものが多いんですが、これはおいしいのでお勧めです。

毎日甘いものを食べないとつらい、毎日アイスを食べてしまう・・・等、糖質依存から抜け出したいという方がいらっしゃったら、思い切ってケトジェニックダイエットに挑戦するのもありだと思います。

飲み会にも行ける(こんなダイエット他になし)

これも自分の中でかなり革命的でした。飲み会に行けちゃうんです。たぶん他のダイエットではなかなか厳しいと思います。詳しくお話していきます。

飲み屋は実はケトジェニック食の宝庫なんです。以下に並べてみますね。

焼き鳥・豚串
だし巻き卵
生ハム・チーズ・ナッツ類・燻製
刺身,お造り
魚の塩焼き
どんぐり(味付きのウズラのゆで卵)
冷ややっこ
鍋物(肉,野菜)

などなど、挙げればきりがありません。とにかく糖質、炭水化物がなければいいんですが、飲み屋にはそういったメニューが多いんですね。

そして次に気になるのがお酒。これは種類が少ないですが、飲めるものはちゃんとあります!

焼酎、甘くないチューハイ
ウイスキー
赤ワイン
糖質ゼロのビール風飲料

こんな感じになります。赤ワインは甘すぎるものはNGです。とくに焼酎やウイスキーはほとんど糖質が含まれていないので飲んでもOKです。

ただし一つだけ注意点があります。ケトジェニックダイエットは主に脂質とタンパク質を内臓で代謝していきます。そしてアルコールを代謝するのも同じ臓器です(すい臓や肝臓)。なのですい臓や肝臓への負担が大きくなりやすいため、アルコールの大量摂取だけは控えるようにしてくださいね。

以上のように、飲み会で自由に注文が可能な場合は十分に満足することが出来ます。前述のとおり、ケトジェニック中は食欲も抑えられ、炭水化物を食べたい!!!という気持ちも特になくなっているので、ケトジェニックダイエット中でも気兼ねなく飲み会に参加して楽しむことが出来ました

こんな感じで多くのメリットがあるのがケトジェニックダイエットです。つぎは、僕が感じたデメリットを書いていきます。

やってみたデメリットはこれで対策した

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実は、ケトジェニックダイエットにはデメリットもいくつか存在します。ここではケトジェニックダイエットで実際に体験したデメリットや対処法をお伝えします。

食事が単調⇒対策余裕

これが一番のストレスでした。食べられるは食べられる。おなかは空かないから楽。でも、食事がなんだか単調で飽きてきてしまう。特にごはんが生きがいの僕にとっては結構なダメージでした。

ただ、ケトジェニックダイエットに慣れてくると『食べてよい料理』や『コンビニで食べられるもの』、『いける外食店』などがどんどん見つかるようになり、対策が簡単になっていきました。これらについては別記事にまとめています。



食費が高い⇒対策可

炭水化物って安いんですよね。米とか麺とか。ケトジェニックダイエット中の食事は基本的に肉や魚が多くなってしまうので食費が高くなりやすかったです。一応対策は可能でした。対策は以下の通り。

自炊をする
納豆・たまご・もやしを多用する
業務スーパーを利用する

僕が見つけた対策はこれだけです。特に安い食材を用いて自炊する。これ一択です。自炊が苦手な方は少し食費が高くなりますが、1か月ですごく痩せるのでこの辺は我慢するしかないかもしれません。僕は朝ご飯はめんどくさかったので、袋ウインナーをそのままレンジでチンして食べていました。

僕の家の近くの業務スーパーには、二袋138円のウインナーが売っているので、それを永遠に食べてました(笑)。シャウエッセンの1/3くらいの価格なのでかなりお財布にやさしいですw

また、お金があれば、おいしい肉や刺身、高級ウインナーやチーズなんかもあるので飽きずにはできます。あまりお金は惜しまないほうがいいかもですね。

最初の1週間がしんどい⇒すこし対策可

初めの1週間はしんどいです。しんどかったです。体が重く感じて倦怠感もあります。頭痛にもなりました(頭痛持ちなので関係ないかもしれません)。これは体が『ケトーシス状態』になるまではエネルギー不足になるためです。しかしだからと言って糖質でエネルギーを補うとかえってケトーシス状態が遠のいてしまうのでNGです。完全なトーシス状態に入るまでには、ケトジェニックダイエットを実際に初めてから3~10日程度かかります。何度もやっている人はケトーシスになりやすいようですが、初めての人は覚悟が少し必要です。すこしでもケトーシスに早く入るため、だるさをなくすために取った対策がこちらです。

MCTオイルの摂取
DHA・EPSの摂取(魚の刺身でもOK)
水を多くとる
プロテインを飲む
しっかり寝る、有酸素運動は控える


上記の5点です。MCTオイルやDHAなどの脂質は燃焼されやすく、脂肪燃焼の着火剤のようになることで、ケトーシス状態に入りやすくする効果があるといわれています。(ただし研究論文などは調査していませんので、調査次第載せます。)

また、体調が悪くなる原因の一つが体内水分量の減少ですので、水分は少し多めにとるようにしていました。また、プロテインは糖質以外の体のエネルギー源ですのでこれも飲むようにしていました。

あとは体に余分な負担をかけないよう有酸素運動は控えてしっかり寝るようにしました。

それでもしんどかったですが、嘘偽りなくいってしまうと、感覚的には微熱37℃出た時や何も食べていなかったと同じくらいのしんどさでしたね。とにかくケトーシスにさえ入ってしまえば急に体が軽くなって元気になるので少しの間の辛抱です。

ちなみにケトーシスに入ったかどうかは市販の『ケトスティック』や『ケトン試験紙』で確認できますので試してみてください。(楽天のケトスティックがおすすめ。アマゾンに売っているものは質が低く、反応しないものや、届かないものもありました。

 

 

まとめ(誰でもできる!おすすめなのはこんな人!)

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ケトジェニックダイエットの実体験で感じたメリット・デメリットや痩せ方についてお伝えしてきました。ダイエットが苦手な方にお勧めでき、特に『食欲が抑えられない!!』という人にはうってつけのダイエットです。

この記事を読んでケトジェニックダイエットに挑戦したい!という方はまず以下の記事をはじめに必ず読んでほしいです。安全に行うためのポイントをまとめてあります。それではみなさま、いいケトジェニックライフを!