白米や甘いもの好きがケトジェニックダイエットをするべき理由について【ケトとは】

2020年1月23日

こんにちは、ぷっか博士です。ダイエットってつらいですよね、僕も何度も挫折しました。10 kg以上のリバウンドも経験済み。特に、No Rice No Lifeな僕にとっては糖質制限も地獄でした。そこで出会ったのがケトジェニックダイエット、何でも試すのが好きな僕はとりあえずやってみることに。すると、、

え、めっちゃ楽や、、、というか、お腹すかない!なんだこれ!!最強のダイエットや!!みんなに勧めなきゃ!

となりました。

僕はご飯や甘いものが好きな人ほどケトジェニックダイエットを進めています。

ケトジェニックは、実は初めの1週間さえ乗り越えれば本当にストレスなく痩せられるダイエットなので、是非この記事を読んでください。(ケトジェニックが体質や性格、生活リズムに合わない人もいます。以下の記事で判断してみてください。)

【現在執筆中です。】

また、ケトジェニック中に甘いものが食べたくなったらしんどい!という方は、砂糖と同じ味、ゼロカロリー、WHO基準で一日摂取上限なし(安全)な甘味料を紹介したこちらの記事を併せてどうぞ!



 

そもそもケトジェニックダイエットとは!(ざっくり)

ケトジェニックダイエットについてご存じない方もいると思うので、ざっくりまとめてみます。

普通の○○制限とは違って、楽なんです!

ケトジェニックダイエットは一言で表すと○○です。ただ、この○○に入る単語を読んで反射的にムリ!!!となる方が多いので、ちょっとだけ先に内容を話しますね。

まず、ケトジェニックダイエット中は甘いものが欲しくなくなります。さらに、ご飯の後、2時とか3時に、全く眠くなりません。しかもしかも、空腹も感じなくなります。これがケトジェニックが楽な理由。詳細は後述します。

さて、これらを知った上でお伝えします。

ケトジェニックダイエットとは、糖質制限ダイエットです!!!!

お願いします、甘いものを我慢したくない人ももう少しだけ読んでみてください!!甘いものを我慢したくない人に最も向いたダイエットだと言うことが、この後に分かります!

ケトジェニックダイエットをざっくりまとめると以下の感じです。

やること
 脂分とタンパク質を主に食べる。
 糖質(炭水化物)の摂取量を制限する。
 食物繊維と水をしっかり取る。
効果や特徴
 めちゃ痩せる。1ヶ月で3~5 kgは脂肪が落ちます(体重は4~8 kg減る)
 お腹が空かない
 甘いものいらなくなる
 眠くならない
 食費が増える(炭水化物がだめなので)

普通の糖質制限と異なるのは、脂質をたくさん食べても問題がないところです。また、糖質の量を極端に減らしますが、おかげで、甘いものを欲しくならず、眠くならず、お腹が空かなくなります。

めちゃくちゃ大変そう!ホントに楽なの??と思った方!詳しい理由はここから!是非読んでみて欲しいです。

 

お腹が空く理由、そして甘いものが欲しい理由

お腹が空くのは、インスリンのせいだ!

この事実、1950年には様々な研究で明らかになっています。信頼性の高いメタ分析やランダム化比較試験の文献は探せませんでしたが、複数の実験で同様の効果があると示されています[文献1]。ポイントは、、、

甘いものや、消化されやすい炭水化物は血糖値(血液中の糖の量)を急上昇させる
血糖値が急上昇すると、インスリンが過剰に生成され、血糖から大量の脂肪を合成する
インスリンは食欲を増加させる[文献3](低血糖とは関係なし!)


ちょっと難しいかもしれませんが、つまり、甘いものを食べたり、消化吸収されやすい炭水化物(例えば、白米、パンなど)をたくさん食べると、少ししたらすぐまた甘いものが欲しくなったり、お腹が空くということです。
特に文献3は母数は少ないですが、ランダム化比較試験を行っている実験で信頼性の高い研究結果だと考えて良いと思います。

食事の満足度についても、肥満患者について調べた研究で、通常の食事3000kcalと、ケト食2000kcalで、満足度はほぼ変わらず、ケト食では食に対するストレスを感じにくいことも分かっています[文献2](肥満患者に対する研究である点に注意)。

[文献1] P J. geiselman and D. Novin, The Role of Carbohydrates in Appetite, Hunger and Obesity, Appetite: Journal for Intake Research, 3 (1982) 203- 223
[文献2] G. Boden, et al., Effect of a Low-Carbohydrate Diet on Appetite, Blood Glucose Levels, and Insulin Resistance in Obese Patients with Type 2 Diabetes, Annals of Internal Medicine, 142 6 (2005) 403-411
[文献3] J. Robin et al., Effet of insulin and glucose on feeding behavior, Metabolism, 34 9 (1985) 826-831

甘いものが欲しいのは、砂糖依存症かも。

現代人は日常的に甘いものを食べていると思います。そんな製品が大量にあふれているからです。これらの製品は、フードトラップとも呼ばれています。これはなぜでしょうか?

甘いものを日常的に食べていると「砂糖依存症」と呼ばれている様な状態に陥ります。甘いものを食べたとき、快楽物質のドーパミンが大量に発生することが分かっています。これが薬物を使用したときと似たような働きをしている様です[文献4]。ただし、ヒトでの研究例ではなく、ラットなどの動物実験を使った研究が多く報告されていました。(見つけられ次第改訂予定)この研究がヒトにも適用できると考えるならば、

甘いものを食べたときにでるドーパミンを求めて甘いものを食べてしまう

これは薬物依存患者の傾向と同様。つまり、あなたが甘いもの大好きなのは、甘いものに依存してしまっているせいなのです。

[文献4] C. H. Wideman et al., Implications of an animal model of sugar addiction, withdrawal and relapse for human health, Journal of Nutritional Neuroscience, 8 5-6 (2005) 269-276

 

ケトジェニックダイエットが楽な二つの理由

では、なぜケトジェニックダイエットは楽!!といえるのでしょうか。それは、先ほどお話しした、空腹や、砂糖依存症のメカニズムに深く関わっています。

ケトジェニックダイエットでは血糖値が上がらない

基本的に、痩せるためには、消費カロリー>摂取カロリーでなければいけません。しかし、食べる量を減らせばお腹が空く。これが僕がダイエットを続けられなかった大きな理由の一つでした。だって食べるの好きなんですもの。

ここでポイントは、ケトジェニックダイエットでは、糖質を制限します。糖質を食べない=血糖値が上がらない。つまり、先ほどお話ししたように、インスリンが出ないので、食欲がわかなくなるのです。すごく不思議な体験ですが、ケトジェニック中はそもそも食事をほとんどしなくてもお腹が空かなくなります。

僕も、ケトジェニックを試した僕の学校の先輩も、お腹が空かない不思議な体験をしました。でも食べなすぎると体調に関わるので注意!!
ちなみに、血糖値が上がらないので、食後に眠くならないという嬉しいオマケも!!

これが一つ目のケトジェニックダイエットが楽な理由です。

だいたい3日で甘いもの欲がほとんどなくなる。

砂糖依存に関しては、動物を用いた研究しか見つからず、まだ研究の少ない分野のようです。確度はかなり劣りますが、僕や、僕の実験に付き合ってくれた先輩の結果からお話しします。(科学的根拠はほとんどないです。予想の話)

ケトジェニック初日は自分の体が「なんか栄養足りない!!」と思っていないので全然楽。ですが、2日目と3日目は甘いものが食べたくて仕方がなかったです。特に二日目くらいは、空腹感がありました。それも相まって甘いものが欲しい状態が続きました。

しかし、3日目になるとそれが大分おさまり、4日目には甘いものが欲しいという欲求はなくなりました。二日間耐え抜けば甘いもの欲がなくなり、これは砂糖依存から脱却するチャンスとも考えられます。

※これは、僕と僕の先輩の実体験で母数2のデータです。もし正しいのであれば、甘いものへの依存は3日程度で脱却できる可能性がありますが、この辺の研究データが見つかった場合は追記しておこうと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。甘いもの依存については、詳細な研究が行われておらず、巷にあふれる情報も推測が多いです。しかしながら、ケトジェニックダイエットは空腹感を感じずに遂行することができる珍しいダイエットでもあります。
白米大好きな僕が、「米イラネ」といえるくらい楽なダイエットなので、甘いもの、白米好きの方は、だまされたと思って一度ケトジェニックダイエット、挑戦してみてはいかがでしょうか!!

始められる前に、安全のため、下記記事にだけは目を通しておいてください!!